緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され、視野(見える範囲)が狭くなってしまう病気です。眼圧の上昇がその原因の一つと言われています。しかし、一般的に緑内障では、自覚症状がほとんどなく、知らない内に病気が進行していることが多くあります。視神経の障害はゆっくりとおこり、視野も少しずつ狭くなっていくため、眼に異常を感じることはあまりありません。
急性の緑内障では急激に眼圧が上昇し、眼の痛み・頭痛・吐き気などの激しい症状をおこします。時間が経つほど治りにくくなるため、このような急性閉塞隅角緑内障の発作がおきた場合はすぐに治療を行い、眼圧を下げる必要があります。
緑内障の検査は、視野検査・眼圧測定・視神経乳頭解析の3つが主になります。
視神経乳頭異常が認められ、その異常に一致して視野障害が見られれば緑内障と診断されます。視神経がいったん障害されると元には戻りませんので、早期発見・早期治療が大切になります。一般的には眼圧が視神経の障害および視野障害に影響を及ぼすと言われていますが、眼圧が正常範囲であっても緑内障になる場合もあるため、定期的な検査が必要です。
点眼時の注意点:
■点眼回数・量を守りましょう(1日1滴で充分)。
■点眼後は目頭を軽く押さえるようにしましょう。
■2つ以上の目薬を点眼するときは、5分程度間隔をあけるようにしましょう。
日帰り白内障術の流れや術後の見え方についてご紹介いたします。患者さまへの負担も少ない手術ですので、ご安心ください。
また、当院は先進医療実施施設に認定されているため、先進医療保険給付対象の「多焦点眼内レンズを用いた白内障手術」を受けていただくことができます。詳しくはこちら
失明原因の上位とされる緑内障についてと、その治療法・手術についてをご紹介いたします。病気を知り、早期発見・早期治療に努めましょう。
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